人気のドイツ・ユンハンス製の掛け時計です。こちらは家具にあわせて作られたようなツイストの柱が特徴の掛け時計です。
ユンハンスはいわゆる量産されたものとそうでない時計を見かけますが、こちらは職人の手彫りの飾りも見られますので、そういった点では汎用的な時計よりもワンランク上に位置していた柱時計だったと思われます。文字盤は白いホーロー、やや薄くなっていますがユンハンスのマークもあります。機械にも同様にユンハンスのマークが刻印されています。
制作は機械の構造やケースの素材・デザインから1900年頃と推定されます。音は毎正時と半に鳴ります。1週間巻き。ケース素材はウォールナットのツキ板。背面の機械を載せるブラケットの左右に穴があり何か調べましたが機械付替えの跡ではないようです。通常は隠れている位置ですので飾っていて気になることはないでしょう。巻き鍵付き。アンティーク・ヴィンテージ品ですので使用や経年によるキズ・汚れ等がございます。
時計のテーマ 獅子 威風堂々 強さ 西洋家具
機械は厚い真鍮板に挟まれて、ぜんまいが香箱に入っている高級機です。半年間のテスト運転を終え店舗で元気に動作中です♪ 機械はゼンマイ式の1週間巻き。左が打方、右が時方です。いっぱいに巻いた状態からですと2週間弱動き続けますので、毎週同じ曜日に8割程度巻くようにすれば安定して動作すると思われます。巻き鍵は付属しています。最近こちらで注油しました。